部屋の蔵書全てを捨てることになっても、この本は一生手放したくないと思える本に出会いました。
いやいやいや、タイトルが胡散臭いのは百も承知wwww
だけどあらゆる人にオススメしたい。というのも、起業する人だけじゃなく、普通にサラリーマンやってる人にとっても素晴らしい収穫があるから。サブタイトルに起業家向けのような印象をもたれてしまうのがちょっともったいない。
リストラを機に起業した人が、とある経営コンサルタントをメンターとして、起業する人間がついつい嵌ってしまうパターンを解決しながら自己と会社と、そして組織を成長させていくというストーリータッチの本。
とはいっても物語の随所に成長戦略、マーケティング、マネジメント、コーチング、そして心理学と、最先端のビジネス理論が凝縮されている。これだけの内容でもここまで密度の高い内容にするのは難しいと思う。が、それ以上に人間だからこそぶつかる壁や葛藤、人間としての成長の過程を可能な限りリアルに描き切っている。それを心理学的なアプローチから論理的に補完する、という構成も斬新で面白い。
組織の規模が100人未満の会社なら、誰もがここで描かれているストーリーの登場人物と照らし合わせることができるんじゃないか。
小説としての感動を期待すると裏切られるかもしれない。一見するとものすごくありきたりなドラマのような展開をするし。
でも、人間として最も大事なものに気付かせてくれる。「起業」とか「ビジネス」という言葉の最も対極にあると思われがちなもの。それが何かは、ご自分で咀嚼してみてほしい。



